日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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車の次世代技術の開発

2016年6月1日(水) 掲載

 IT(情報技術)の進歩や環境意識の高まりなどを背景に、内燃機関を中心としてきた自動車メーカーの研究開発テーマは近年、様変わりしつつある。自動車各社は人工知能(AI)を活用した自動運転技術や燃料電池システム、複合材を使った車体軽量化など、従来の車づくりの延長線上にない全く新しい領域の研究開発に取り組むようになっている。
 研究開発テーマの多様化と複雑化によって、自動車メーカーの研究開発投資は増加傾向にある。日本の乗用車7社の研究開発投資は2016年3月期(計画ベース)に2兆7000億円超に達し、過去最高を更新した。上場企業の研究開発費のうち、自動車を含む輸送機械産業は産業別で最大の約2割を占めるようになっている。
 研究開発負担の増大によって、比較的規模の小さい自動車メーカーが単独で生き残るのは難しくなっている。内燃機関の低燃費・高出力化に取り組むマツダがトヨタ自動車と環境や安全技術で包括提携するなど、車メーカーの間では開発費や人的資源を分担するための提携が出始めている。今後、車の次世代技術は資本提携を含む新たな業界再編の基軸となる可能性がある。