日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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保育士

2016年7月1日(金) 掲載

 保育士は国家資格。保育士として働くには大学や短大、専門学校などで養成課程を終えるか、保育士試験に合格する必要がある。大半の都道府県で保育士不足対策の一環として、年1回限りだった試験を今年度は2回実施する。国家戦略特区の指定を受けた神奈川県や大阪府などは昨年度、年2回の試験を先行実施していた。ただ、これまで毎年4万人程度が養成校を卒業しているが、実際に保育所で働くのは半数程度といい、資格を取っても就業にはつながらない課題がある。
 大きな要因が責任の重い仕事の割に、産業界の平均と比べ月給が約10万円低いといった待遇の悪さだ。東京都の調査(2014年)によると退職理由は「妊娠・出産」(25.7%)に次いで、「給料が安い」(25.5%)が多い。就職してもすぐに辞める人が多く、就業年数が3年以内の保育士が全体の約半数を占める。全国の保育所で働く保育士は約45万人いるが、資格を持ちながら働いていない「潜在保育士」は約80万人(14年度)という推計もある。
 一方、保育所開設ラッシュにより、都市部を中心に保育士不足は年々深刻になっている。新規開設に伴う求人が多い3月の都内保育士の有効求人倍率は5.45倍だった。「保育士不足で定員まで子供を預かれないケースもある」(ポピンズ)といい、保育所を増やしても待機児童解決につながらない新たな問題となっている。