日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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リスクオフ

2016年7月1日(金) 掲載

 投資家が株式や新興国通貨など値動きの大きいリスク資産を売却し、国債など比較的安全とされる資産に資金を振り替える動き。世界経済の先行きに対する不安が広がったり、地政学リスクが高まったりしたときなどに起こる。価格変動が大きいリスク資産を手放せば、投資家は損失拡大を防ぎやすくなる。
 反対の動きが「リスクオン」。経済成長や業績拡大への期待感が強まったり、地政学リスクへの懸念が後退したりすると、リスク資産に値上がりを狙った買いが入りやすくなる。ギリシャの債務不履行を巡って欧州債務危機が起きた頃から金融界のことばとしてよく使われるようになった。
 外国為替市場ではリスクオフのムードが強まると円に買いが集まりやすくなる。低金利の円を売って、高利回りの新興国の通貨や株式を買う「円キャリー取引」を手掛けている投資家が、市場が荒れる局面で巻き戻しに動き、円高に振れたことが多くあった。こうした経験から、市場が不安定になると条件反射的に「リスクオフの円買い」が強まりやすくなったとされる。日本は多額の対外純資産を抱えているほか、デフレ圧力が根強く、通貨価値が下がりにくいことも影響している。