日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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ドル資金調達

2016年7月1日(金) 掲載

 邦銀が外貨での決済や融資を行うために必要なドルを調達すること。日銀の異次元緩和で深刻な運用難に見舞われる中、メガバンクなどの邦銀勢はこぞって外貨建て資産への投資を増やしている。外貨での運用が短期間に大きく膨らむ一方で、ドル建ての預金など安定的な外貨調達手段は限られており、慢性的なドル不足に陥っている。邦銀は不足分を市場調達せざるを得ないが、その調達コストの上昇に歯止めがかからない。
 邦銀が市場で外貨を調達する際に使うのが「ベーシススワップ」という金融派生商品取引だ。この取引では異なる通貨と金利を同時に交換する。円よりもドルが欲しい投資家が多いと、需給のバランスが崩れ、ドルを欲しい投資家が日米金利差に上乗せして、割高な上乗せ金利(スワップ・スプレッド)を払う必要が出てくる。
 この取引を通じて邦銀がドルを1年間調達する場合、現在は日米金利差に加え約0.6%もの金利上乗せ分を支払う必要がある。昨年1月に比べてコストは2倍に上昇した。邦銀の外貨需要の高まりに加え、国際金融規制の強化を背景に、外資系銀行が邦銀に対してドルを供給しにくくなっているという事情もある。