日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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パナマ運河

2016年7月1日(金) 掲載

 中米のパナマに位置する全長約80キロメートルの運河で太平洋と大西洋を結ぶ。米国が建設し1914年に開通した。南米南端のマゼラン海峡を経由するのに比べ大幅に輸送にかかる日数を短縮した。99年に米国からパナマに返還され、現在はパナマ運河庁が管理する。国際物流の要衝の一つで、アジア―北米東岸間の海上貿易量の約3分の1が通過する。日本は世界4位の利用実績を占める。
 海面と内陸の最高地点で26メートルある高低差を克服するため、水門で運河を仕切り、水位を調整して船舶を移動させる。約100年前に完成した運河は幅が狭く、慢性的な渋滞が問題となっていた。船舶の大型化にも対応できるようにするため、2007年から拡張工事が始まった。パナマ政府は総額50億ドル(約5100億円)を投じ、大型水門の設置や水深を深くする工事を進めてきた。当初は14年に完了する予定だったが、2年遅れでの完成となった。
 拡張後は幅が従来より5割広い49メートル、全長が同2割長い366メートルの船舶まで通航できるようになる。運河の通航料はパナマ政府が決める。海運会社は通航料や運航日数を総合的に勘案して、パナマ運河を通るか、スエズ運河や喜望峰経由など別の航路を通るか判断する。