日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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廃炉費用

2016年8月1日(月) 掲載

 運転を止めた原子力発電所を撤去するまで数十年の工程にかかる費用。通常はまず原子炉から使用済み燃料を取り出し、次に機器などを洗浄する。その後、放射能が弱まるのを待って施設を解体、撤去する。解体した機器やがれきは放射線の強さに応じ地中に埋めるなどの処分をする。国内初の商用炉である日本原電の東海原発は1998年に運転を終了し、2001年に廃炉に着手した。米国などには作業完了の事例がある。
 一方、東日本大震災で炉心溶融を起こした東京電力福島第1原発の場合は溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す作業が加わるため、費用は通常炉をはるかに上回る。デブリの位置さえ明確には特定できておらず、どう取り出すかも決まっていない。費用が確定するのは作業を始めてからになる。
 安全に運転を終えた通常炉の廃炉であっても数百億円規模の費用がかかる。以前は電力各社がこの負担を嫌がって廃炉を先延ばしにしていた。このため政府は廃炉に必要な費用を分割計上できる会計制度をつくり負担を和らげた。