日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

新薬開発

2016年12月1日(木) 掲載

 新薬は高い効果と安全性が求められる。製薬会社は長期にわたり多額の研究開発費を投じているが、基礎研究で探した新薬候補が実際に発売できる確率は2万~3万分の1。期間も10年以上かかる場合が多く、開発は年々難しさを増している。製薬大手の研究開発費が売上高に占める割合は約2割に上る。新薬開発の成功率を高めることが競争力強化につながる。
 創薬プロセスは大きく4段階に分かれる。基礎研究では薬の候補となる物質を探す。植物や微生物などから取り出したり人工合成したりした物質の性質や構造を調べ、薬になる可能性のあるものを選び出す。次にマウスや細胞などで実験する。物質の有効性や安全性に問題がなければ人を対象にした臨床試験(治験)に移る。
 臨床試験では医療機関で、患者や健康な人の同意を得て試験を繰り返して、データを集める。動物で問題がなくても人で重い副作用が発覚し、開発中止に追い込まれる例もある。臨床試験で有効性や安全性を確認できた物質は厚生労働省に新薬として申請し、審査で承認されれば発売できる。