日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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債務超過

2017年3月1日(水) 掲載

 企業の資産をすべて処分しても負債を完全に返しきれない状態を指す。事業を行う元手として株主から預かった資本金や資本剰余金を合計した自己資本はマイナスとなる。健全な企業は通常、資産超過の状態にある。自己資本は資本金のほか、毎年稼いだ利益を蓄積した利益剰余金などを合算する。厚いほど経営の安定度が増す。
 債務超過に陥るのは、事業の失敗などで本体や子会社に大きな損失が生じ、資産が目減りするような状況が多い。東京証券取引所は上場廃止基準の一つに自己資本がマイナスになる「債務超過状態を1年以内に解消できなかった場合」を挙げている。
 金融機関の融資などに使われる指標では、自己資本よりも幅広い「純資産」を用いることがある。自己資本に子会社の株式などで自社以外の株主が保有する「少数株主持ち分(非支配株主持ち分)」を加えたものだ。東芝など子会社が多い上場企業は少数株主持ち分の規模が大きい。企業の財務が急激に悪化し、純資産がマイナスになるようなケースでは、金融機関はあらかじめ企業と結んだ契約をもとに、融資を続けるかどうかの判断を行う。