日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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ネガワット

2017年3月1日(水) 掲載

 企業や家庭などの需要家が節電して捻出した電力を指す。「負」を意味するネガティブと電気の単位であるワットを組み合わせた造語で、1990年代に米国で提唱された。電力の需給調整では、ネガワットを創出すると需要を減らすことになり、発電して供給を増やすのと同じ効果がある。
 電力会社からの要請に応じて、需要家が消費電力を抑える「デマンドレスポンス」によって生み出すことが多い。「10分以内に始めて3時間継続」など応答の速度や持続時間も指定する。単体では生み出すネガワットに限界があるため、多数の需要家とあらかじめ契約し、電力会社の要請との仲介役を担う事業者「アグリゲーター」が介在する。仏大手のエナジープールも日本に参入する計画だ。
 東京電力パワーグリッドや関西電力など送配電網の運用会社は、真夏の猛暑や発電所のトラブルなどで電力が不足したとき、確実に節電することを条件に、要請の有無にかかわらず毎月一定額を支払う。ピーク時だけ稼働する発電所を建設するより費用がかからないため、実際に節電指令を実行しなくても採算が合う仕組みだ。