日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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地政学リスク

2017年6月1日(木) 掲載

 特定の地域が抱える政治的・軍事的・社会的な緊張の高まりが、経済の先行きを不透明にするリスクのこと。2002年9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が米国のイラク攻撃という地政学リスクの経済への悪影響を指摘し、金融市場でも認識されるようになった。英語では「geopolitical risk」と呼ぶ。
 代表的な地政学リスクが紛争やテロだ。最近の事例では米国のシリア攻撃や北朝鮮による弾道ミサイルの発射などがある。こうした出来事は、消費者心理の悪化や企業の投資行動の鈍化につながりやすい。最近は経済のグローバル化が進み、地政学リスクが世界各国の経済に与える影響も大きくなっている。このため地政学リスクが実際に顕在化した場合には、投資家が運用リスクの高い株式投資などを控える傾向がある。
 一般的に地政学リスクを事前に予測するのは難しい。ただリスクが顕在化すれば株価や為替の方向性が大きく変わる可能性があり、投資家はその動向を注視している。欧州連合(EU)離脱を決める英国民投票や米大統領選、今回のフランス大統領選などの大きな政治イベントも市場では地政学リスクとして認識されている。