日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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和牛

2017年10月1日(日) 掲載

「黒毛和種」や「褐毛和種」など食用に指定された4つの品種と、4品種間の交雑種を指す。国内で飼育されている約170万頭の和牛のうち、9割以上を黒毛和種が占める。農家は子牛を産ませ、子牛を生後8~10カ月まで育てて家畜市場に出荷する「繁殖農家」と、購入した牛を肥育して食肉処理施設に出荷する「肥育農家」に大きく分かれる。
出産や生まれたばかりの子牛の世話が必要な繁殖は、作業の負担が重く事故死などのリスクも高い。そのため、繁殖農家を希望する人材も少なく、和牛の繁殖事業者は2015年に3万4656件とこの10年で4割減った。70~80歳代の夫婦で営んでいる例も少なくない。「体力の限界でどんどん繁殖農家がやめていく」(島根県の肥育農家)
 和牛の子牛は足りなくなり、現在は全国のせり価格(雌雄の平均)で1頭あたり76万円する。最近3年間だけで4割も上昇した。一方、和牛肉の市場価格は頭打ちだ。「消費者がスーパーで買える上限の価格になった」(食肉卸)とする声が多く、飼育事業者にとっては悩みのタネだ。赤字になったら農家に補填するための積立金制度もあるが、多くは納税者の負担となる。