日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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対中貿易

2018年2月1日(木) 掲載

 世界各国の中国との貿易動向を指す。日本貿易振興機構によると、2016年に世界から中国への輸出額は1兆3921億ドル(1ドル=112円換算で約155兆円)となり、10年間で1.8倍に増えた。これに対し、16年に世界が中国から輸入した金額は2兆1365億ドルに上り、輸出から輸入を差し引いた世界の対中貿易収支は7443億ドルの赤字だ。日本、米国、欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)のいずれの国・地域も赤字となった。
 中国との貿易が拡大したきっかけは、01年の中国の世界貿易機関(WTO)への加盟だ。安価な労働力を武器にした「世界の工場」として自動車や縫製、半導体などの工場を呼び込んだ。日本や東南アジアからの部品や機械の輸出が増え、中国から最終製品の輸入が伸びた。
 中国の経済成長に伴う賃金上昇などで消費地としての市場も拡大。小売りや商社、サービス業などの進出も相次ぎ、輸出とは別に投資の形で中国の成長を取り込む動きも広がる。日本企業が香港を含む中国で稼いだ利益は16年に1.8兆円となり、全世界の2割弱に上る。直接投資から得る稼ぎでも中国の存在感が高まっている。