日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

管理貿易

2020年2月1日(土) 掲載

国家が直接的に貿易を統制すること。具体的手段には輸出入の許可制、相手国や数量の制限・割り当て、決済手段の規制などがある。一般的に関税制度は含まれない。例えば輸入規制は貿易赤字を抑える効果を期待できる半面、消費者は海外の製品を購入する機会が少なくなる。1970~90年代に対米貿易摩擦が激化した日本では、自動車などの「輸出自主規制」がとられたこともある。
 国家の統制がない自由な貿易をめざし、世界貿易機関(WTO)が中心となって仕組みづくりを進めてきた。保護主義が第2次世界大戦につながった反省から1948年に関税貿易一般協定(GATT)体制が発足した。GATT第11条やWTO協定では、原則として数量制限を禁止している。
 WTOによると、2018年10月中旬からの1年間で加盟国が新たに導入した輸入制限措置の対象貿易額は、7469億ドル(約82兆円)と前年同期比で27%増えた。米中貿易戦争だけでなく、世界で保護貿易主義的な傾向が強まっているとの指摘が多い。