日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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地熱発電

2013年5月1日(水) 掲載

 数百~数千メートルの地下からマグマによって熱せられた熱水や蒸気を取り出し、タービンを回して発電する。蒸気でタービンを回すのは火力発電や原子力発電と同じで技術的に確立している。発電コストは1キロワット時あたり10円前後と石炭火力や液化天然ガス(LNG)火力と同水準。太陽光や風力と異なり、天候に左右されず、発電量が安定していることも特徴だ。
 国別の潜在的な資源量をみると、日本には2347万キロワットの地熱資源があり、米国(3000万キロワット)、インドネシア(2779万キロワット)に次ぐ大きさ。地熱発電で使うタービンは三菱重工業など国内メーカーが強い。しかし、日本の地熱発電導入量は54万キロワット。地熱資源を持つ他国に比べて少なく、資源量に対する利用率でも2%にとどまっている。
 開発に資金と時間を要する点が課題。資源調査をするだけでも数千万~1億5000万円程度かかるうえ、地下から熱水や蒸気をくみ上げる井戸の掘削にも1本あたり数億円かかる。事前調査から発電所稼働までは10年程度を要する。日本で地熱資源のある場所が国立公園の内部などに多いうえ、温泉事業者などからは影響を懸念する声も上がる。規制緩和や地域の合意形成が普及への課題だ。