日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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想定為替レート

2013年6月1日(土) 掲載

 企業が年間の事業計画や業績見通しをつくる際に前提にする為替レートのこと。為替予約を入れるための相場水準の目安にもなり、決算書類などに参考情報として記す企業も多い。対ドルや対ユーロでの設定が多いが、最近は新興国通貨の想定レートを公表する企業も増えている。
 企業が想定した為替水準よりも円安に振れた場合、輸出企業では海外での売上高を円換算する際に額が増え、収益を押し上げる要因になる。一方、原材料を輸入する企業にとっては、コストの上昇要因になる。2014年3月期に1ドル=90円、1ユーロ=120円を想定するトヨタ自動車では、円が対ドルで1円円安に進むと400億円、対ユーロでは同40億円の営業増益要因になる。
 これまでに14年3月期の想定レートを公表した企業を集計すると、対ドルの想定レートは1ドル=90円と95円に集中している。10日時点の集計では平均92.7円、対ユーロでは平均値は120.4円となる。いずれも実勢の相場よりも円高で設定する企業が多い。外国為替市場で円安・ドル高が進むと、輸出企業の収益拡大期待で株価が上がることが多いのには、こうした背景がある。