日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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原発の廃炉

2013年7月1日(月) 掲載

 運転を終了した原子力発電所を解体して撤去すること。まず使用済み燃料を取り出し、配管内に付いた放射性物質を除去する。5年から10年ほど放射能の減衰を待ってから解体・撤去し、更地に戻すまでには約30年かかる。日本で廃炉が完了したのは小型の試験炉1基のみ。1966年に運転を開始した国内初の商用炉である日本原電の東海原発は1998年に運転を終了。2001年に廃炉に着手したが、廃炉の完了は2021年を予定する。
 廃炉で大量に出る廃棄物のうち9割以上は普通の廃棄物として処理できる。一部の金属などは放射能を測定して安全を確認した上で再利用する。低レベルの放射性廃棄物をどう処分するかは未定で、使用済み核燃料など高レベルの廃棄物の最終処分場は国内にまだない。
 世界には原子力開発の初期に建設された施設を中心に廃炉待ちの原発が100基以上ある。ロボットの遠隔操作など作業に必要な技術はほぼ確立しているが、1基当たり最低でも数百億円かかる費用が課題。民間企業の技術の蓄積や国際的な連携の必要性を指摘する声も多い。