日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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物価連動債

2013年7月1日(月) 掲載

 物価の変動に合わせて、保有者への支払いが変わる国債。消費者物価指数(CPI)の上下に連動し、インフレなら国が返済する金額(債券保有者にとっての元本)が増加し、デフレなら減少する。年2回の利払いも物価と連動する。発明した英国をはじめ各国政府が発行しており、デフレでの元本割れを保証する商品もある。
 物価連動国債の利回りは、将来のインフレやデフレの影響を除いた「実質利回り」という側面がある。通常の国債利回りから物価連動国債の利回りを引けば、市場参加者が予想する将来の物価変動率がわかる。ブレークイーブン・インフレ(BEI)率と呼ばれるこの指標は、デフレ脱却を目指す安倍晋三政権の発足で、5月下旬には一時2%近くまで上昇した。
 日本の物価連動国債は2008年10月で発行を一時中断した。累計で9兆9000億円を発行。償還を考慮すると、現在は約3.5兆円の残高がある。米国に比べて売買が少なく、国内の予想インフレ率は精度に疑念が出ている。財務省に対し、元本保証型での発行再開を求める声が多い。