日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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国民総所得(GNI)

2013年7月1日(月) 掲載

 1年間に日本人や日本企業が国内外で得た所得の総額。国内で生み出した付加価値の総額を表す国内総生産(GDP)に、海外から得た利子・配当などを加え、海外に支払う利子・配当を差し引く。2012年度の名目GDPは475兆円、名目GNIは490兆円だった。安倍政権が12日に取りまとめた成長戦略は「10年後に1人当たり名目GNIを150万円以上増やす」との目標を盛り込んでいる。
 GNIには企業所得が含まれるため、1人当たりGNIは一人ひとりの給与所得を意味するものではない。主要国はかつて、生産面を重視した国民総生産(GNP)を経済規模や成長の目安として用いていた。GNIは所得に着目した統計だが、金額はGNPと等しくなる。1990年代に入ると、海外で得た所得を算入するGNPでは国内の景気を反映しないという意見が主流になり、現在では多くの国がGDPを重視するようになっている。
 グローバル化加速に伴い、国外で活動する企業が増大。海外投資からの収入も莫大になっているため、GNIとGDPの差がじわじわと広がっている。実態に即した国の豊かさを示す指標として、GNIを用いるべきだとの意見が出ている。