日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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融資平台

2013年7月1日(月) 掲載

 中国の地方政府が傘下に置く投資会社。平台はプラットフォームを意味する。中国の地方政府は慢性的な資金不足であるうえ、財政規律を維持するために地方債の発行も原則として禁止されている。地方政府が出資する融資平台はその抜け穴といえる存在。借り入れや債券発行を通じて自ら資金を調達し、地方政府の指示に沿ってインフラ投資などを進める。
 中国の債券決済機関によると、2012年に各地の融資平台が発行した債券は約6400億元となった。貸し倒れリスクを嫌う銀行が融資平台への貸し出しを絞り込んでおり、債券発行額は前年の2.5倍に急増した。これらの債券は理財商品(貸出債権をパッケージにした金融商品)に組み込まれており、さまざまなルートを通じて企業や個人が購入している。企業が間接的に地方のインフラ投資に融資している構図だ。
 通常、地方政府は融資平台に対して債務保証をしていないが、国際通貨基金(IMF)は融資平台を経由した地方政府の借り入れを「政府債務とみなす必要がある」と指摘している。公表ベースの中国政府の債務残高は国内総生産(GDP)比で15~20%程度だが、地方債務や融資平台の借り入れなどを含めると、健全性の上限とされる50~60%に達する見込み。さらに年金や旧鉄道省の負債を入れると90%前後になるとの試算もある。