日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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休眠特許

2013年8月1日(木) 掲載

 発明した技術を特許として登録すれば、その技術を独占的に製造・販売する権利を得られる。取得した特許を他社に貸与すれば使用料(ライセンス料)を得ることもできる。反対に、取得した特許権のうち実際の収益に結びついていないものを休眠特許という。自ら使用する意図はないが、ライバル企業が関心を示す可能性がある分野で「防衛目的」に取得した特許権などが含まれる。
 特許庁の調査では、国内で登録され権利を行使できる状態にある特許の数は増加傾向にある。一方、2006年度以降、休眠特許の割合も50%近くで推移している。業種別では輸送用機器などが高い。休眠特許のなかには価値の高いものが埋もれている場合もあり、権利を利用して企業収益に結びつける機会を逃せば、社会的な損失につながる。
 休眠特許のなかには、特許権の保有者が「他人に使用させても良い」と考える「開放特許」がある。政府はこれまで開放特許の情報データベースをつくるなどの対策を講じてきた。6月に策定した知的財産政策ビジョンでも、積極的な特許の貸与による使用料回収などの「攻め」の知財戦略で日本企業の競争力を強化することを目標に掲げている。