日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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イプシロン

2013年10月1日(火) 掲載

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)がIHI子会社と205億円を投じて開発した小型ロケット。固体の燃料を燃やして飛ぶ。高さ約24メートル、直径2.6メートル、重さは約90トンと、主力ロケット「H2A」の半分程度の大きさしかない。2度の打ち上げ延期の末、今月14日に初号機が鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。国産の新型ロケットが打ち上げられたのは12年ぶり。日本の固体燃料ロケットの名前にはギリシャ文字を使い、イプシロン(ε=英字のEにあたる)は進化(Evolution)や探査(Exploration)の頭文字。
 前身のロケット「M―5」は世界最高の性能と評価されたが、打ち上げコストが約75億円と高く、2006年に7号機で運用中止となった。イプシロンでは大幅なコスト削減が進められた。人手と時間がかかっていた点検作業を、ロケットに搭載した人工知能に任せるなど自動化を進めた。初号機の打ち上げ費用は約53億円だったが、17年以降は30億円以下にまで抑える計画だ。
 イプシロンは運べる重さが1.2トン程度で、小型衛星の需要取り込みを狙う。従来の大型衛星のような機能を小型衛星でも実現できるようになっており、これから宇宙利用を始める新興国を中心に需要が伸びると期待されている。