日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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コメの生産調整

2013年11月1日(金) 掲載

 政府が主食用米の生産目標を決めて供給量を絞り込むことで、米の価格が下がらないようにする仕組み。減反政策とも呼ばれ、1970年代に始まった。食生活の多様化でコメ消費が減るなか、豊作が重なったことで、コメが大量に余ったためだ。
 当初は農家に主食用米を生産しない面積を割り当て、守れなかった場合には翌年は生産禁止の面積をさらに広げ、補助金の支給を後回しにするといった罰則を加えていた。現在の仕組みでは、政府が定めた生産量を守った農家に限り、10アールあたり1万5000円の交付金を払う。コメの市場価格が下がった場合も補助金を出す。コメをつくれない場所では大豆や小麦などをつくるように促した。
 生産調整により、農家の雇用や収入が安定する半面、面積あたりの生産量を増やす栽培技術や品種改善が進まず、日本の農業の競争力低下の要因となった。コメを自由につくった場合に比べた価格上乗せ分を、消費者が負担しているという問題も指摘されている。生産調整をやめればコメの価格は4割下がるとの民間試算もある。