日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

石炭ガス化複合発電(IGCC)

2013年12月1日(日) 掲載

 石炭を蒸し焼きにして発生させた一酸化炭素や水素などの可燃性ガスを燃料にしてガスタービンを回す発電方式。さらに廃熱を利用して蒸気タービンを回し、もう一度発電することでエネルギー利用効率(発電効率)を高める。ガスをセ氏1500度程度まで高めれば効率は50%程度になる。石炭を燃やしてつくった蒸気で発電するだけの従来の石炭火力発電よりも効率が約2割高い。
 日本では1980年代後半から経済産業省が主導して開発がスタートした。東京電力と東北電力などが出資する常磐共同火力が勿来火力発電所(福島県いわき市)で出力25万キロワットの実証実験を手がけ、今年4月に商業運転に移行した。国内では中国電力とJパワーが広島県内で出力16万6000キロワットの実験機を建設中。海外では米国やスペイン、オランダなどで試運転が始まっている。
 石炭火力はガス火力に比べて地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量が多い。環境に配慮しながら、安価で資源量が多い石炭を活用するため、IGCCと、CO2を回収して地下に貯留する技術を組み合わせる研究も進められている。