日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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LNG輸送船

2013年12月1日(日) 掲載

 天然ガスを液体にした液化天然ガス(LNG)を大量輸送するための船。中東やオーストラリア、米国などで採掘した天然ガスは海を越えて輸出する場合、いったんセ氏マイナス162度に冷やして液体にする。液体にすることで体積は従来の約600分の1となり、大量輸送が可能となる。LNG輸送船には超低温への耐久性や断熱性など高い安全性が求められている。タンクが球状のモス型と角形のメンブレン型があり、日本勢はモス型を得意としている。
 2017年には米国のシェールガスの輸入が始まる見通し。日本企業が参画する複数の大型案件も進んでおり、30隻程度のLNG輸送船が必要になる見通しだ。その他の案件も含めた米国産シェールガスに関するLNG輸送船の需要は、20年には50~100隻になると予想されている。世界の受注では低価格の韓国勢が先行しているが、日本勢は高い省エネ性能など技術力を武器に追い上げを図ろうとしている。
 日本の造船業界は円高修正などで競争力が戻りつつあるが、造船業界全体では現状、コスト競争力の高い中韓勢が建造量ベースで世界で7割のシェアを握っている。厳しい状況が続く日本勢にとって1隻あたりの価格が200億円といわれるLNG輸送船は収益性も高く、各社が注力している。