日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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セーフガード

2014年1月1日(水) 掲載

 ある産品の輸入量が自国の産業に大きな損害を及ぼすほど増えたとき、その輸入を一時的に制限できる制度。輸入数量を抑えたり、関税を引き上げたりする。世界貿易機関(WTO)により認められており、米国と韓国の自由貿易協定(FTA)にも盛り込まれている。
 セーフガードを発動できる期間は4年から8年まで。輸入数量を抑える場合、最近3年間の平均輸入量を下回らないことが義務付けられている。対象となる産品の輸入量が急増するなど、発動するには一定の条件を満たさなくてはならない。輸入量増加が自国経済に損害を与えている因果関係を立証する必要もある。
 もともと米国などの先進国が2国間貿易で使っていた制度だが、WTO設立協定が1995年に発効して以来、インドネシアやインド、トルコなど新興国の利用が増えている。ただ条件を満たさずに発動しているとみなされれば、逆に訴えられることもある。ウクライナは今年4月から輸入自動車に高い関税をかけている。日本政府はウクライナ国内の自動車産業への影響がはっきりしないにもかかわらずセーフガードを発動していると判断。10月にWTO協定に基づく2国間協議を要請している。