日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

理財商品

2014年2月1日(土) 掲載

 中国で流通している高利回りの資産運用商品。銀行や信託会社などの金融機関が主に個人向けに販売している。集めた資金の運用先はさまざまだが、銀行からの融資を受けにくい不動産会社や地方政府系の企業への投・融資が多く、なかには利回りが年10%を超える商品も登場している。債務不履行(デフォルト)が懸念された理財商品は年9.5~11%の予想利回りを投資家に提示し、販売していた。銀行間市場で運用する比較的低利回りの商品もある。
 中国は預金金利の上限が規制されており、たとえば1年物定期預金の金利は現行で最高3.3%となっている物価や住宅価格の上昇率に比べた預金金利の低さに不満を持つ国民が多く、これが高利回りの金融商品に対するニーズになっている。銀行は理財商品を預金類似商品として販売しており、元本保証と誤解している投資家も多い。
 アルゼンチンの通貨安をきっかけとする新興国不安の根底には、米量的金融緩和の縮小と並んで中国の金融不安がある。とりわけ理財商品はその不透明な商品性と規模の大きさから、中国発の市場混乱を招きかねない。中国銀行業協会によると、昨年9月末の理財商品の残高は銀行販売分のみで約9兆9000億元(約170兆円)だった。英金融大手スタンダードチャータードは「数字が過小評価されている」と指摘。2015年には残高が30兆元に達する可能性があるとみている。