日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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中小企業融資

2014年3月1日(土) 掲載

 原則として資本金3億円以下か従業員300人以下の企業に対する貸し出し。大企業向けと比べると貸し倒れリスクが高く、日銀統計で比較可能な1999年以降、国内銀行はほぼ一貫して中小向け融資を減らしてきた。足元の貸出残高は170兆円程度と、直近ピークの2000年に比べると2割以上減った。バブル崩壊後は、銀行が中小向け融資を絞り込む「貸しはがし」や「貸し渋り」も問題になった。
 メガバンクや地方銀行のほか、信用金庫、日本政策金融公庫などの政府系金融機関が手掛けている。不動産などの担保付き融資は一部で、信用保証協会や経営者の個人保証を付けた融資が多い。大企業向け融資と比べると高い利ざやが期待できるため、各行とも収益強化の一環として力を入れている。
 課題は中小企業の信用力をどう判断するかだ。邦銀は2000年代、中小企業の財務データをコンピューターで自動的に審査して貸し出す「スコアリング(評点制)モデル」を導入したが、多くは失敗に終わった。銀行は当時の反省を踏まえ、税理士団体と組んで優良な中小企業を見極めたり、企業が持つ工場設備や売掛債権などに着目した動産担保融資(ABL)に力を入れたりしている。