日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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政府系ファンド

2014年4月1日(火) 掲載

 政府や政府系機関が運用する投資ファンド。「ソブリン・ウェルス・ファンド」の頭文字をとりSWFとも呼ばれる。石油収入や外貨準備を原資にしており、アジアや中東、北欧に多い。米調査会社、SWFインスティテュートの調べでは昨年末の資産規模は6兆ドル強(600兆円強)と、この5年で約5割増えた。石油収入の増加などを背景に、今後も運用規模が拡大するとみられており、市場での存在感が高まっている。
 国の資産を増やすという観点で運用するため、5~10年といった長期保有をする事例が多い。資金の大半は世界の株式や国債などで運用されている。最近では、インフラや不動産、プライベート・エクイティ(未公開株式)などに投資対象を広げる傾向もみられる。ただ、ヘッジファンドのように短期の利益を追求したり、過度に運用リスクをとったりすることは少ない。
 ノルウェー政府年金基金は約8300億ドル(87兆円)を運用する世界でも最大級のSWF。資産の6割強を株式で運用するのが特徴で、年末時点で保有する個別銘柄を開示している。持続的な成長力や、環境への配慮などを投資先を選ぶ際の基準として掲げ、兵器やたばこなどのメーカーは投資対象から外している。昨年は世界の投資先企業との間で2300以上の面会を実施。2012年には欧州企業の大型合併に反対するなど、経営に関与する例も出てきた。