日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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優先株

2014年4月1日(火) 掲載

 投資家の間で通常売買される株式である「普通株」よりも配当を優先的に受けることができるなど、投資家の権利の内容が優先的になっている株式。株主総会での議決権はない場合が多い。普通株とは権利が異なる「種類株」と呼ばれる株式の一種。
 優先株を発行する企業にとっては配当に関するコストが増える代わりに、経営への関与よりも配当を重視する投資家から多くの資金を集めることが可能になる。このため、経営再建中の企業に金融機関や主要取引先などが資本支援する場合に活用されたケースが多い。金融機関が公的支援を受けた際も、優先株が多く活用された。またそれ以外にも、幅広く配当重視の投資家を取り込みたい企業が発行する場合がある。伊藤園は普通株に加えて優先株を東京証券取引所に上場させており、個人投資家などが保有している。
 経営再建企業が優先株を発行する際は、一定期間後に普通株に転換できるなどの条件が付く場合が多い。株価水準が低い状態で普通株に転換すると、普通株の数が大幅に増えてしまい、他の普通株主にとって1株当たりの価値が大きく低下する原因になる。最近の株高は、普通株への転換株数を抑える効果もある。また業績回復で資金余力が高まった企業が優先株を買い入れて消却すれば、1株価値の低下懸念を解消できる。