日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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金庫株

2014年4月1日(火) 掲載

 市場などから自社株を取得した際に、買い取った株式を帳簿から消し去る消却をせず、そのまま保有している株式のこと。2001年に解禁され、03年に取締役会で自社株買いの時期や取得額が設定できるようになると、自社株買いとともに金庫株も増加した。
 M&A(合併・買収)における株式交換用として、金庫株を戦略的に活用することが可能だ。過去にはパナソニックがパナソニック電工と三洋電機を株式交換で完全子会社化する際に、金庫株を交付した。日本ではまだ多くないが、米国など海外のM&Aでは金庫株が買収の「通貨」のように使われる場面が目立つ。また、従業員や取締役にストックオプション(株式購入権)を付与する際、金庫株を活用する企業もある。
 エクイティファイナンス(新株発行による資金調達)の際に、金庫株を再び売り出すこともある。大和ハウス工業は13年7月、公募増資と金庫株2000万株の売り出しで1300億円超を調達した。金庫株が放出されれば、再び1株あたり利益を押し下げることになる。
 一方で、新株予約権付社債(転換社債=CB)を株式に転換した際に、保有する金庫株を充てる動きもある。ユニ・チャームは昨年、CBを繰り上げ償還する際、株式への転換請求があった場合は金庫株を充て、発行済み株式数を増やさない方針をとった。