日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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調査捕鯨

2014年5月1日(木) 掲載

 クジラの生息数や生態などの科学的調査を目的とした南極海や北西太平洋での捕鯨を指す。かつて日本は商業を目的にした捕鯨活動をしていたが、国際捕鯨委員会(IWC)は1982年に商業捕鯨の一時停止を決めた。日本は商業捕鯨の再開をめざす目的で、87年から南極海で、94年から北西太平洋で捕鯨活動を始めた。今回の訴訟は南極海での日本の調査捕鯨が問題視された。
 捕獲する主な対象はミンククジラなど。胃の内容物や皮膚の厚さなどから生態系や生息頭数を調べている。捕まえたクジラの肉は食用として売られており、その収益などで翌年の調査費用が賄われる仕組みだ。ただ家庭の食卓からは遠のいており、毎年数千トンの冷凍在庫が発生している。
 現時点で日本のみが実施している南極海では2005年に863頭あった捕獲数が反捕鯨団体シー・シェパードによる妨害行為の影響で、12年は103頭に減っている。11年には妨害を受けて捕鯨船の活動を途中で打ち切ったこともある。反捕鯨国は「クジラは保護すべき野生動物」と位置づけており「調査捕鯨は事実上の商業捕鯨」と主張し、中止するよう求めていた。