日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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輸入制限措置(セーフガード)

2014年6月1日(日) 掲載

 国内産業に大きな損害を及ぼすほどに、農産物や鉱工業品などの輸入量が増えすぎた場合、その輸入量を一定以下に抑えるしくみ。輸入する数量を制限したり、関税を引き上げたりする方法がある。自国の産業を守るために、特にインドやインドネシアなど新興国がよく使っている。日本や米国などの先進国も導入している。
 たとえば日本では、国産より安い豚肉を輸入する場合、国産肉の価格をもとに決めた「基準価格」との差額が上乗せされる。直近3年間の平均と比べて119%を超える量を輸入すれば、基準価格がいまの1キロ546円53銭から681円8銭に140円近く跳ね上がる。牛肉は輸入量が前年度と比べて117%を超えれば、関税率がいまの38.5%から50%に引き上げられる。コメも過去の輸入実績をもとに決めた基準数量を超えて輸入すれば、通常の関税の3分の1が自動的に上乗せされる。
 輸入業者はセーフガードが自動的に発動する前に輸入量を減らすことが多く、発動しない場合でも事実上の輸入制限になる。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の日米協議では、日本が米国産の農産品にセーフガードの導入を模索する一方、米国も輸入する日本車に同じ措置をとれるよう検討している。