日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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逸失利益

2014年6月1日(日) 掲載

 交通事故などで死亡した人が、仮に平均寿命まで生き続けたとすれば得られたであろう生涯収入。死亡時の年齢や職業などを基に一定の方法で金額を算出する。算出額は将来の収入を被害者が一括して受け取る形となるので、加害者側が実際に支払う額は利息分を差し引いた額になる。
 例えば交通死亡事故などの損害賠償金は、まず事故による被害者死亡や後遺障害がなければ将来受け取れたはずの全収入から、まず生活費などを控除。さらに一括して受け取った金額を適切に運用した場合に増やせると予測される「利息」の控除などを行い、最終的な支払金額が算出される。
 2005年の最高裁判決では「利率を年5%と定めた民法の民事法定利率を統一的に適用する」と判断し現在の統一見解になった。利息の控除率を低くすると逸失利益の算定額が増える。控除率も法定利率とともに実勢金利を反映する変動制に移行すれば、保険料の引き上げや事務手続きが煩雑になるなどとして、損保業界などは反発を強める。