日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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モディノミクス

2014年10月1日(水) 掲載

 モディ首相が進める外資系企業の誘致拡大や、インフラ整備を柱とするインドの経済活性化策を指す。モディノミクスはモディ氏の名前と、経済を指す「エコノミクス」を組み合わせた造語だ。同様の表現は、古くは米国のレーガン大統領の「レーガノミクス」、最近では安倍晋三首相の「アベノミクス」などがある。財政赤字が慢性化するインド政府にとって、巨額の財政支出を伴う公共事業は負担が重い。モディ政権は官民パートナーシップ(PPP)などで民間資金を活用し、大型のプロジェクトを進める方針だ。
 モディ氏は州首相を務めていたインド西部グジャラート州で経済改革に成功した。スズキ子会社マルチ・スズキや印タタ自動車、米フォード・モーターなどの工場を誘致した。タタ自誘致の際、インド東部の工場建設地で住民の反対運動に遭い、移転先を探し始めていたタタ財閥のラタン・タタ総帥(当時)に、モディ氏が自ら電話をかけるトップセールスで、工場誘致の端緒を切り開いた。
 モディ氏の首相就任が有力視され始めた2014年初めからインドの株価はモディノミクス実現への期待から右肩上がり。正式に首相となった5月下旬以降、規制緩和や行政手続きの簡素化に加え閣僚数を減らすなど、行政の効率化を進めている。汚職一掃や縁故主義の排除にも取り組む。「インドのCEO(最高経営責任者)」とも呼ばれ、即断即決のスタイルが特徴だ。首相に権限を集中させスピード感のある意思決定を目指している。