日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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原子力発電所の廃炉

2014年12月1日(月) 掲載

 原子炉施設は放射性物質で汚染されている。このため運転終了後に撤去する際には通常の火力発電所などとは異なり、特殊な工程を経る。原子炉から使用済み燃料を取り出し、次に機器などを洗浄。放射能が弱まるのを何年か待ってから施設を解体、撤去する。解体した機器やがれきは放射線の強さに応じ、地中に埋めるなどの処分をする。
 これまでに欧米を中心に世界で100を超える原発が運転を終え、一部では廃炉作業が始まっている。原子炉の形は様々で、コンクリートやステンレスなど素材も多種多様。このため廃炉は高度な技術を持つ専門企業が請け負うことが多い。強い放射線を放つ炉心には人が近づけないため、分解のための専用ロボットの開発から始める場合もある。
 国内では日本原子力研究開発機構が技術開発を進めており、試験炉の廃炉を終えた。だが大型の商業用原子炉の廃炉は本格化しておらず、重電メーカーには未知の領域だ。東京電力福島第1原発では炉内で燃料が溶け落ちていると考えられており、困難な廃炉作業には特殊な技術の開発が必要と考えられている。