日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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フォワード・ガイダンス

2015年1月1日(木) 掲載

 中央銀行が市場や国民に対し、将来の金融政策の方向性を説明する指針のこと。ゼロ金利を長く続けると約束することで金利の上昇を抑え込む効果や、政策の透明性を高めて金融市場の過度な動揺を避ける効果を狙っている。政策金利が事実上の下限であるゼロ金利に到達している先進国中銀が、量的緩和と並ぶ「非伝統的政策」の一つとして導入している。
 1999年に日銀の速水優総裁(当時)がゼロ金利政策を「デフレ懸念の払拭が展望できる情勢になるまで」継続すると説明し、これが世界におけるフォワード・ガイダンスの先駆けとされる。日銀は現行の量的・質的緩和の枠組みでも「2%の物価安定目標の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで継続する」との指針を示している。
 フォワード・ガイダンスには、緩和継続の期間について「相当な期間」など抽象的な表現を用いるものや、「14年終盤まで」など具体的な時期を明示するもの、「失業率が7%に下がるまで」など経済指標に条件付けるものなどがある。ただ、現実の経済情勢が指針にそぐわなくなり、見直しを迫られ、市場をかえって混乱させるデメリットもある。