日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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低・無関税枠

2015年3月1日(日) 掲載

 通常より低い関税や関税ゼロで一定量まで輸入を認める枠のこと。枠を超える分は高い関税を適用し、輸入を制限する。国内の生産者を守るためのしくみ。1995年に始めたコメの関税ゼロ枠では、最低輸入量(ミニマムアクセス米)として米国産などのコメを年間77万トン受け入れている。枠以外の部分は778%ともいわれる高関税で輸入を制限している。
 過去の農産品の自由化交渉で関税の撤廃などを避けたい場合に、相手国の関心の高い品目に絞って低関税・無関税枠をつくり理解を求めてきた。経済連携協定(EPA)でみると、メキシコ産の豚肉、マレーシア産のバナナ、タイ産のパイナップルなどが低関税枠の対象。
 昨年むすんだオーストラリアとのEPAでは牛肉の関税38.5%を20年近くかけて約20%まで下げる取り決めをしたが、年間の輸入量が例年を上回るとセーフガード(緊急輸入制限措置)を発動し、関税を上げる内容を盛った。本来セーフガードは輸入が急増した場合の非常時対応だが、発動しやすくしたので「事実上の低関税枠」ともいわれる。