日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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JA全中

2015年3月1日(日) 掲載

 JA(農協)グループの司令塔。戦後、多くの農協が経営危機に陥ったことから1954年に時の政権が農業協同組合法を改正して発足させた。下部組織で都道府県ごとにある地方中央会と合わせて「中央会制度」として位置づけている。約200人の小所帯で、総職員21万人、組合員数461万人のJAグループを率いている。
 JA全中は農村を拠点とした地域農協の集票力を束ねて、自民党政権などに米価の引き上げや貿易自由化の反対で圧力をかけてきた。コメ輸入の部分開放を決めた93年のガット・ウルグアイ・ラウンドの国際合意の際にも大きな反対運動を展開し、巨額の補助金を引き出した。最近では環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の反対の旗振り役でもある。
 政治団体として「全国農政連」を抱えるが、農家の人口は最盛期の60年の約6分の1に減り、集票力は弱まっているとの指摘がある。政府はJA全中の監査・指導権をなくせば、地域農協が監査などの見返りに支払っている負担金がなくなり、全中の弱体化につながるとの読みもあった。零細な高齢農家の集まりの象徴だった農協の改革に着手して、農業再生につなげる。