日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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卸電力取引所

2015年4月1日(水) 掲載

 大手電力会社や発電所を持つ企業が、電力を売買する取引所。日本では2003年に日本卸電力取引所(JEPX)が設立され、15年3月時点で東電や東京ガス、日本製紙など100社超が会員となっている。電力会社などが余った電気を売買する「スポット市場」や、将来の特定期間に売買する「先渡し市場」などがある。
 電力の工場などへの大口販売は00年から段階的に自由化された。取引所は新たに電力販売に参入する企業(新電力)が電気を調達しやすくするために設立されたが、売買量は乏しい。13年度のスポット市場の売買高は約102億キロワット時と、販売電力量の1.2%にとどまる。電力自由化が進んだ北欧ではこの割合が86%に達する。
 新電力は電力会社やJパワーなどの余った電気を取引所に流すよう求めてきたが、進んでいない。原発停止で余った電気がないことが主因とされるが「電力会社が競争を妨げるために市場への供給を渋っている」との見方もある。取引所での売買価格は原発が停止して電気料金が高騰しているのを反映し、上昇している。10年度の平均売買価格は1キロワット時あたり8.4円だったが、13年度は約2倍の16.5円に上がった。足元では原油価格の下落などにより、10~15円前後で推移している。