日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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廃炉

2015年4月1日(水) 掲載

 運転を止めた原子力発電所の敷地から建屋などを取り除き、更地に戻す作業。放射能が弱まるのを待つ必要があり、終了まで20~30年かかる。使用済み核燃料を取り出し、解体した機器を地中に埋めるなど特殊な工程を経る。
 国内では日本原子力発電東海原発(茨城県)や中部電力浜岡原発1、2号機(静岡県)がすでに廃炉を決め、作業を進めている。東日本大震災後に政府が原発の運転期間を原則40年に制限したことで、関西電力美浜原発1、2号機(福井県)など5基も3月に廃炉を決めた。米国やドイツには廃炉を完了した例があるが、国内の商用原発にはない。
 廃炉には数百億円の費用がかかり電力各社は負担を恐れて廃炉を先延ばしにしてきた。政府は廃炉に必要な費用を10年間に分割計上できる会計制度をつくり、負担を和らげた。それでも作業の遅れなどで最終的な費用が膨らむ可能性もある。事故を起こした福島第1原発の廃炉費用は2兆円規模ともいわれる。
 廃炉の解体作業で出てくる廃棄物の処分場がないことも課題だ。廃炉した原発から取り出した使用済み核燃料の保管場所もないため、電力各社は共同で設置する検討を始めた。