日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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欧州安定メカニズム

2015年8月1日(土) 掲載

 債務危機に陥ったユーロ圏の国を支援するための金融安全網のこと。European Stability Mechanismの頭文字をとってESMと呼ばれる。欧州債務危機への対応策として2012年に設立された常設機関で、現在はユーロ圏19カ国が出資し、本部はルクセンブルクにある。欧州版の国際通貨基金(IMF)とも称される。
 財政赤字などを背景に、金融市場で資金調達が難しくなったユーロ圏の国に緊急融資する。ドイツなどの信用力を裏付けに有利な条件で債券を発行して資金調達し、危機に陥った国を支援する。最大で5000億ユーロ(約68兆円)の融資能力があり、これまでにキプロスやスペインに資金を出した。融資を受ける国は欧州連合(EU)などと財政改革などに関する覚書を結んで構造改革を推進する。
 EUは10年、ESMの前身の欧州金融安定基金(EFSF)を期限つきで設立した。EFSFは09年10月以降、ギリシャでの巨額の財政赤字発覚に端を発する欧州債務危機で、財政破綻の瀬戸際に立ったギリシャやポルトガルなどの国を支援し、ユーロ圏の金融システムの安定を図った。