日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

加圧水型と沸騰水型

2015年9月1日(火) 掲載

原子力発電所は「加圧水型軽水炉(PWR)」と「沸騰水型軽水炉(BWR)」の2つの方式がある。世界では加圧水型が主流だが、国内ではほぼ半々だ。事故を起こした東京電力福島第1原発を含め東日本の電力会社は沸騰水型が多く、関西電力など西日本では加圧水型が多数を占める。
 沸騰水型は、原子炉内で水蒸気を発生させて発電用タービンに送り込む。構造が単純で建設費も割安だが、蒸気に放射線物質が含まれるため設備管理が難しいとされる。一方、加圧水型は高温・高圧の水を蒸気発生器に送り、その熱で蒸気を発生させて発電タービンを回す。核燃料とタービンを回す蒸気がじかに触れることがないため放射性物質が漏れにくい。
 沸騰水型は加圧水型に比べて原子炉を覆う格納容器の容積が小さくて済む。ただ圧力上昇に弱い面があり、格納容器の圧力上昇を防ぐフィルター付きベント(排気装置)を直ちに設置するよう原子力規制委員会が求めている。この点が、規制委の審査対応に時間がかかる一因にもなっている。