日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

人民元相場

2015年9月1日(火) 掲載

 中国は人民元相場の変動を一定の範囲内に制限している。急激な為替変動による経済への悪影響を避けるためだ。中央銀行の中国人民銀行が毎朝発表する「基準値」は、為替介入と並んで中国政府が市場を管理する道具の一つだ。銀行はこの基準値の上下2%以内でしか人民元を売買できない。基準値が人民元の過度の変動を抑える役割を果たしている。
 基準値は銀行が報告する為替レートやドルやユーロなど複数通貨の動きなどを参考にして人民銀が独自に算出している。算出方法の詳細は公表していない。これまでは市場の実勢レートから乖離(かいり)することが多かった。人民銀は11日から「市場の終値を参考にする」としており、市場実勢レートとの差は以前と比べて大幅に縮まっている。
 中国の人民元相場は歴史的に「変動」と「固定」を繰り返してきた。1994年の通貨改革を経て、アジア通貨危機後の97年から2005年7月までは人民元相場を米ドルと連動させ、為替レートをほぼ一定水準に固定していた。05年7月に人民元を2%切り上げると同時に管理変動相場制度に移行し、一定の範囲内での変動を認めた。ただ、リーマン・ショック後は再びドル相場に固定した。10年にこれを解除した後は、徐々に人民元高が進んでいた。