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COVAX

2021.6.7(月) 掲載
国際的なワクチン格差解消
 新型コロナウイルスのワクチンを共同で購入し、途上国などに分配する国際的な枠組み。高・中所得国と、ワクチンを自国で購入することができない低所得国の格差を埋める狙いがある。世界保健機関(WHO)が主導し、途上国でのワクチン普及を進める「Gaviワクチンアライアンス」、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)などが連携して取り組む。
 日本や米国を含む180以上の国・地域が参加している。WHOは「パンデミック(世界的大流行)による公衆衛生と経済への影響を軽減する唯一の方法だ」と意義を訴える。これまでに確保したワクチンは計23億回分で、米バイオ製薬のノババックスが最多。COVAXを通じて最初に供給されたのは英アストラゼネカのワクチンで、西アフリカのガーナに2021年2月に出荷されている。
 バイデン米政権は国内の感染状況が落ち着きつつあることから、中南米、アフリカなどの国・地域に2500万回分のワクチン提供を始めると発表した。そのうち1900万回分はCOVAXを通じて供給する。中国やロシアが影響力拡大を狙って進める「ワクチン外交」に対抗した動きとの見方もある。