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電子処方箋

2021.7.21(水) 掲載
服薬の履歴、確認しやすく
 医師が発行する処方箋を電子化したもので、オンラインでの診療や薬剤師による服薬指導と組み合わせることで業務を効率化できる。2022年夏の運用開始が予定されている。医師が専用の管理システムに処方箋データを登録し、薬剤師は調剤に必要なデータを確認するといった運用が想定される。在宅医療や遠隔地医療の際に、診療から処方までの時差を短縮できる。
 処方箋をデータとして管理することで、医師は適切な薬を処方しやすくなる。薬局などが調剤内容を自社のデータベースに入力する手間が削減でき、誤入力などを防ぐ効果もある。患者は「お薬手帳」を持参していなかったり、紛失した場合にも過去の処方履歴を確認でき、過剰服薬の防止などにつながるほか、紙の処方箋を持ち歩く必要がないため偽造や紛失を防げる。
 リスクもある。電子化することによりハッキングなどで個人情報が漏洩する可能性がある。個人の診療所や薬局がセキュリティー対策にかけられる資金は限られる。また、転職や退職で保険証の種類が変わっても切れ目なく服薬履歴を確認するためには、マイナンバーとの連携が必要だとされる。