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電気自動車の技術

2021.9.2(木) 掲載
駆動装置小型化でしのぎ
 電気自動車(EV)は電池にためた電気でモーターを回して走るため、効率よく電気をためたり使ったりする技術が性能を左右する。ガソリン車では不可欠なエンジンや排ガス浄化装置などに代わり、モーターや電池が基幹部品となる。中でもモーターやインバーターなどを一体化した駆動装置「eアクスル」は各社が小型化や原価低減にしのぎを削る。
 性能の改善余地が最も大きいとみられているのが電池だ。航続距離の短さや高い価格といったEVの弱点はいずれも電池に主因がある。次世代技術として注目を集めるのが、主要な部品を固体材料で作る「全固体電池」だ。現在主流のリチウムイオン電池に比べて引火や液漏れのリスクが小さいうえ、EVの航続距離を大幅に伸ばせると期待されている。トヨタ自動車などが取り組んでいるが量産技術は確立していない。
 全固体電池の世界の市場規模は富士経済(東京・中央)によると、2019年の19億円から35年には2兆円以上に成長する。全固体電池のほか、希少金属のコバルトを使わずに済む技術の開発も各社が競っている。