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COVAX

2021.10.7(木) 掲載
供給目標を下方修正
 新型コロナウイルスのワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み。世界保健機関(WHO)やGaviワクチンアライアンスなどの国際組織が主導する。高・中所得国が資金やワクチンを提供し、主に低所得国に無償で供給する。Gaviの集計によると、これまでに143カ国・地域に3億回分強のワクチンを供給した。日本は国内での使用を制限している英アストラゼネカ製をコバックスを通じて寄付している。
 コバックスは当初、2021年中に世界でおよそ20億回分のワクチンの供給を目指していたが、9月に発表した計画では約14億回分に下方修正した。コバックス向けワクチンの生産の多くを担っていたインドが国内供給を優先するために輸出を制限したほか、アストラゼネカや米ジョンソン・エンド・ジョンソンの生産が遅延したことが響いた。
 低所得国ではワクチンの接種率が平均3%未満にとどまっており、国民への接種が一巡しつつある先進国との格差は大きい。高所得国の間ではすでに3回目の追加接種(ブースター接種)も始まっており、低所得国への寄付を優先すべきだとの批判もある。一部の国ではコバックスを経由せず、直接途上国に寄付するケースもある。