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レアアース

2021.10.10(日) 掲載
車や家電、用途幅広く
 産出量が少なく、抽出が難しいレアメタル(希少金属)の一種。モーター用磁石に使うネオジムやジスプロシウムなどがある。少量を添加するだけで耐熱性や強度を高めるなど製品の性能を向上させることができ、「産業のビタミン」とも呼ばれる。最終的な用途も自動車から家電、発電設備など多岐にわたる。
 米地質調査所(USGS)によると2020年の世界のレアアース生産量の58%は中国が占めた一方、米国は16%、オーストラリアも7%にとどまる。レアアースの調達が途絶えれば電気自動車(EV)などハイテク製品の生産にも響くため、各国は経済安全保障の観点から囲い込みの動きを強めている。
 バイデン米大統領は2月、レアアースを含む重要鉱物や半導体など4分野で、供給網を見直すよう求める大統領令に署名した。レアアース工場の誘致にも力を入れる。中国政府も9月末に今年の生産枠を引き上げるなど、国内での供給を増やして他国の影響を受けない体制の構築を進めている。