むずかしいニュースこそ、「見て」学ぼう 全図解ニュース解説

その時気になる経済ニュースを、写真や図解を使いながらわかりやすく解説するコーナーです。

ニュースとニュースのつながりや、過去から現在への流れ、
そして今後への影響などを「立体的」に理解することができます。

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テーマロボットビジネスの今を知る

ロボットビジネスが新時代を迎えています。人の作業を補助する「パワーアシストスーツ」や接客ができる「ヒト型ロボット」などのサービスロボットが登場し、医療や福祉、災害現場、運輸など幅広い分野での活用が期待されています。今回はロボットの基礎知識と開発の歴史、関連企業の動向、普及への課題について解説します。

1.人間の代わりに自律的に作業する装置や機械

1.人間の代わりに自律的に作業する装置や機械

 ロボットは人間の代わりに自律的に作業をする装置や機械全般を指します。チェコスロバキア(現チェコ)の作家、カレル・チャペックが1920年に発表した戯曲「R.U.R.」でこの用語を初めて使いました。
 60年代に物を置いたり、つかんだりする産業用ロボットが米国で実用化され、日本にも導入されました。その後、技術革新に伴って溶接や塗装、部品の取り付けなど複雑な作業もできるようになり、80年代の工場の自動化の流れとともに自動車や家電の生産現場で普及。日本は2014年の産業用ロボットの総出荷額が5900億円、稼働台数は29万6000台で、ともに世界一のロボット大国となりました。
 日本のメーカーや研究機関は産業用ロボットだけでなく、二本足で歩くヒト型ロボットの開発にも力を入れてきました。1973年に早稲田大学が世界初のヒト型ロボットを生み出しました。2000年にはホンダが「ASIMO(アシモ)」を発表し、歩行はもちろん、階段の上り下りやダンスまでできる性能の高さに世界が驚きました。

2015年11月2日掲載