むずかしいニュースこそ、「見て」学ぼう 全図解ニュース解説

その時気になる経済ニュースを、写真や図解を使いながらわかりやすく解説するコーナーです。

ニュースとニュースのつながりや、過去から現在への流れ、
そして今後への影響などを「立体的」に理解することができます。

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テーマ実用化に近づく自動運転車

ドライバーの操作がなくても目的地まで安全に走行する自動運転車が実用化に近づいています。国内の自動車メーカーは東京五輪が開かれる2020年ごろの販売を目指して開発を加速しており、電機大手は自動運転車向けの人工知能(AI)やセンサーなどの技術開発に注力しています。米国のグーグルやアップルなどIT(情報技術)企業もこの分野に参入しており、自動車業界の勢力地図が大きく変わる可能性があります。今回は自動運転車の概要や関連する企業の動向、普及に向けた課題について解説します。

1.不注意や居眠りなど人為ミスによる事故なくす(1)

1.不注意や居眠りなど人為ミスによる事故なくす(1)

 自動運転車はカメラやレーダー、センサーなどで収集した周囲の状況の情報をコンピューターシステムで分析し、ハンドルやブレーキ、アクセルを自動で操作して走る車です。これまで人間が担ってきた認知や判断、操作をシステムに任せます。電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などと共に自動車の次世代技術の中核になるとみて、国内自動車メーカーは2010年ごろから本格的に開発に着手し、13年にはトヨタ自動車や日産自動車、ホンダが公道での走行実験を始めました。海外では米ゼネラル・モーターズ(GM)や独ダイムラーなどの自動車大手のほか、IT企業も関連技術の開発に乗り出しています。

2016年7月4日掲載